食育について
健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基本を培うため、毎日の生活と遊びの中で、自らの意欲をもって食に対する体験を積み重ね、食すること、大人や仲間などの人々と楽しみ合う子どもに成長していくことを目標にしています。その内容としては、食と子どもの観点により、食育の5項目を設けています。
1.「食と健康」
健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う
- ● 給食について
- 子どもが食べることを楽しむことができるよう、計画しています。
- ● 授乳、離乳食について
- 食べる意欲の基礎をつくることができるよう、一人一人の子どもの成長発達、家庭での生活の状況に応じて時間や調理方法や量などをきめています。
- ● 給食会議
- 栄養士により献立の作成を行っています。その中で子どもたちの食事の様子を話し合い、次の献立作成やその季節の食材などの発表など給食室と密に連絡をとりながら進めています。
- ● 試食会
- 子どもの食べている給食を実際に食べていただくことで味付けや量を知っていただける機会となっております。子どもたちにとっては、お母さん、お父さんと一緒に給食をいただけるうれしい日になっています。
- ● 愛情弁当
- 普段は苦手なお野菜なども頑張って食べている子どもたち。月に2回のお弁当では、大好きなお母さんの手作りお弁当をうれしそうにいただいています。また幼児は、作って頂いた愛情弁当を持って園外保育に出かけたりします。
- ● 展示食
- 毎日の給食の内容を知っていただくために月始めの給食だよりの他、毎日の給食を展示しています。お帰りの時など展示食を見ながら子どもたちは、給食の話をしたりしている様子がみられます。



2.「食と人間関係」
食を通して、他の人々と親しみ支え合う中で、自立心を育て、人と関わる力を養う。
- ● お当番活動
- 給食の配膳や食材の収穫などをする中で、人のために何かをする喜び、人にしてもらうことの喜びが、育っていきます。また食器の並べ方など食事をする環境を整える力や数を数えたりする力など各年齢に応じたお当番活動に積極的に関わることでいろいろな経験や力をつけていくことができます。
3.「食と文化」
食を通して、人々が築き、継承してきた様々な文化を理解し、つくり出す力を養う。
- ● 行事メニュー
- 年間を通して、全園児が給食の時間を含めた行事を行っています。また月のお誕生会の日には、ランチプレートにのったお子様ランチをいただきます。またその日は、おやつも特別で、お誕生児のお友だちにはかわいいケーキが用意され、みんなでお祝いしています。
おもちつきなど、食に関する行事も行っています。

4.「いのちの育みと食」
食を通して、自らを含めたすべてのいのちを大切にする力を養う。
- ● 野菜などの栽培や収穫
- 様々な野菜などを栽培していく中で水やりや草ぬきなどのお世話をする喜び、花や菜の成長を喜んだり、育てていくことの大変さ、また自らの手で収穫し、収穫したものを自分たちで調理し食す喜びや楽しさを味わう中で食に関する興味や関心を広げていきます。
5.「料理と食」
食を通じて素材に目を向け、素材に関わり、素材を調理することに関心を持つ力を養う。
- ● クッキング保育
- 年齢に合わせて色々な調理器具の使い方や調理の仕方を見たり、実際に経験することで食に関する興味や関心を広げていきます。
- ● 食材の紹介
- その日に使われる野菜をみたり、時には収穫のお手伝いを通して食への興味を広げていきます。